前回の続き
二人で、クラブ誌を作るので企画は自由に提案できた。マンハッタンの紹介をするページを担当した。それで1年以上、ほぼ毎日カメラを持って外に出かけた。
ゴールドで作品をつくるという、曖昧な目的でNYにきて、この仕事は自分の目標を探すのにうってつけだった。美術館巡り、チャイナタウン、アスレチッククラブ・・・・毎月、歩きまわった。
ある月、ソーホー(アーティストが多く集まっている地区)の取材をしているとき、一軒のギャラリーの前で足が止まった。ベトナム戦争のころヒッピーが粗雑で大雑把なアクセサリーを付けていたが、時が過ぎ、洗練されたアーティストが出てきて、そんな店だった。
感動した。 アートジュエリーの登竜門「アートウエアー」。その瞬間にアメリカでのチャレンジは決まった。
0 件のコメント:
コメントを投稿
kanehan@gmail.com