2010年3月11日木曜日

デザインとアート

日本には究極の空間「数寄屋造り」がある。
何モノの存在をも互いに干渉する余地を与えず、すべてを透明にさえ感じさせている空間の内に、際立ち、静かに佇む、床の間の一輪の花の自然がある。

現在、デザインは美しいのがあたりまえの時代に完全にはいり、むしろモノが、その存在を消そうとまでしている。それは、デザインがやっと究極の場に存在を得る権利を獲たといえる。
明らかにデザインの定義が変化したのだ。わたしたちは、今、感性の時代のデザインをさらに再考する時がきた。
まさに、デザインとアートのすみ分けを明確にできる塾が一番必要なのである。


ゆめみる織部工房群

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