2010年3月22日月曜日

ぼくのニューヨーク 簡略編 3 ダイヤモンドロー

日本クラブ時代。
僕のような臆病な人間でも、どんな扉も開けた。 どこにも鬼はいなかった。
前回の続き
目標が決まったので、次は、作品を制作するためのリサーチである。調べなければいけないことがいろいろあった。道具の調達、鋳造所は?貴金属を購入するところなど・・・・
ダイヤモンドローの奥深くへ
僕はユダヤ人の街に足を踏み入れた。マンハッタンの47ストリートの5番街と6番街の間はダイヤモンドローとよばれ、一年中黒いコートで顎髭の一種異様なハシド派ユダヤ人が多い短いストリートだが、そこだけで全米の80%のダイヤモンドが取引されているという。
とても入りづらかったが,ビルの奥へおくへ入り込んで、その中のオフィスのような扉をドンドン開けていった。すると、すべてもモノはそこにあった。おおよそのことはわかった。これで造る目星がついた。
ただそのまちで、ユダヤ人に信用されるには、まずファミリーのようになり、そのあとでパーソナルチェックを受け取ってくれる。気持ちよくビジネスをするには時間がかかった。


大きな地図で見る
ぼくのニューヨーク 簡略編、 NYに惹かれる若いひとのために。
柴田一佐衛門 略歴 


ゆめみる織部工房群

0 件のコメント:

コメントを投稿

kanehan@gmail.com